昨晩のNHK「ディープピープル」
テーマは「女子マラソン」
かつてのトップランナー3名が出演。
ディープなトークが繰り広げられた。
中でも、驚いたのが、千葉真子の
「調子の良い時は、血の味がする」という発言。
一瞬何のことかわからないと思うが、要するに
調子の悪いときは極限まで追い込めないが、
調子の良い時は極限まで追い込める、
そうすると、どこかに負担がかかって炎症が起きるのか、
血の味がするそうだ。
この原因は、おそらく心不全の患者さんと同じようなものと思われる。
心不全の患者さんは、全身に血液を送り出す、左心室が十分に働かず、
結果として心臓内の圧力が高まり、肺の毛細血管の圧力も高くなる。
そうすると、肺に血液が滲み出し、ピンク色の痰が出てくる。
おそらく、マラソンランナーも極限まで追い込むと同じような状態に
なるのではなかろうか。
もう一つ、興味深かったのが、
4スタンス理論の話。
人によって、足の裏の重心のかかる位置が異なり、
そのため、適したフォームも走り方も違ってくるそうだ。
つま先に重心があるランナーは下り坂が得意で、
後ろに重心があるランナーは上り坂が得意だそうだ。
私の場合、明らかに後ろの外側に重心がかかりやすい。
上りは比較的得意だが、下りはどうしても上手くスピードに乗れなかった。
その理由も、この理論を聞くとうなずける。
最後に、
2大会連続メダルを獲った有森選手の言葉がとても
印象的だった。
「体の素質よりも、気持ちの素質が大事。
気持ちの素質は、いくらでも伸ばすことができる」