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- 2011.08.30 Tuesday
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このような記事がとびこんで来ました。
私は「加圧するめダイエット」で、炭水化物を控えめにして、
タンパク質をしっかり摂るように勧めています。
この学会発表の内容が正しければ、
私の方法は間違っている??ことになってしまいます。
しかし、その研究内容を見てみると、、、
高タンパク食というのは、
炭水化物40%、たんぱく質30%、脂肪30%
という内わけです。
そして、高炭水化物食というのは、
炭水化物55%、たんぱく質15%、脂肪30%
日本と欧米では食品がかなり違うので、
これら3大栄養素の比率もだいぶ違ってきます。
(ちなみに、この発表はニュージーランドのドクター)
日本食の場合、適正と言われる比率は、
炭水化物が55〜60%、脂肪25〜30%、たんぱく質12〜15%、
なのです。
なんと、この研究で高炭水化物食と言っている食事は、
普通の日本食と変わらないのです。
私がいつも言っているように、ダイエットに成功するためには、
筋肉を維持する必要があります。
そのためには、タンパク質を十分摂取する必要があるのですが、
どのくらいの量を摂ればいいかというと、
体重1kgあたりタンパク質1gというのが
目安になります。
つまり、体重60kgの人なら、
タンパク質を1日60g摂るということです。
そして、タンパク質1gは4kcalなので、
60g摂ると、240kcalということになります。
ですから、1日2000kcal摂取したとすると、比率は12%ということになります。
ちなみに、アスリートのようにガンガン鍛えている場合は、この倍くらい、
つまり体重1kgあたり、タンパク質を2g摂るのが推奨されています。
そうすると、比率としては、25から30%くらいになります。
要するに、この研究での高タンパク食というのは、
アスリート並みのタンパク質の量なのです。
そして、高炭水化物食と言っている方は、
標準的な日本食であり、タンパク質も十分摂れている内容なのです。
つまり、糖尿病の人にアスリート用の食事と標準的な食事を試させて、
両者に差がないと言っていることになります。
いつも思うのですが、こうした研究は中味をよく見ないと、
言葉だけが拡大解釈されて、一人歩きしてしまいます。
タイトルだけを見て、
「タンパク質を摂っても意味が無い。炭水化物をたくさん食べても変わらないんだから」
と思ってしまってはいけないということです。
結局のところ、正しいダイエットのやり方は、
標準的な食事よりも、タンパク質の量を少し多めにする。
炭水化物と脂肪は控えめにするということで、
やはり、「加圧するめダイエット」の
やり方通りということになります。